東京・学校図書館スタンプラリー

2024レポート08 私立神田女学園中学校高等学校
2024年7月31日(水)、よく晴れ渡って暑い日に、神田女学園を訪問してきました。

飲食店や雑居ビルが立ち並ぶ神保町の一画に校舎があります。
一歩中に入れば、都会の喧騒と暑さを忘れる涼し気なロビーが広がっていました。

一階のスタンプラリー受付でスタンプを押してもらい、図書委員さんの案内で3階の図書館へ向かいます。

図書館に入る前のピロティに、文豪に関する本の展示がありました。ずらりと並んだ文庫本の他に、文豪の人となりや作品を紹介する関連本や雑誌記事、ポスターなどが展示されて、見ごたえのある展示になっていました。

図書館の入り口には看板が置かれ、廊下の奥からでも開館の表示が分かりやすくなっています。また、先生方からのコメントもあって、生徒も先生も興味を持って見てくれているそうです。

図書館に入った内側にはポスターがたくさん貼られていて、持ち帰り自由のリーフレット類も置かれて、ちょっとしたお楽しみコーナーになっているそうです。

本棚の上を角材などで繋いで転倒防止とする工夫はどこの学校でも行われているでしょうが、この学校ではアーチ状に繋がれていて、とても上品で可愛らしくて感動しました。

本棚の奥の静かなところに個人机が用意されていました。閲覧席から距離はあまり離れていなくても、しっかりゾーニングされている感じがして、落ち着いて勉強できそうです。見学に来たこの日も勉強している生徒さんがいました。

閲覧席に用意してもらった端末で、オンラインDBについてレクチャーしてもらいました。オンラインDBにはあまりなじみがなかったので、大変勉強になりました。
蔵書数が他校に比べてそれほど多くないため、オンラインDBを充実させることによって調べ学習等に対応している、とのことでした。

木製の六段の書架は圧迫感がなく、上品でよく管理されている、という印象です。
本棚ごとに本の位置が分かりやすく示されており、また、生徒が興味をひかれそうな面白い本が、あちこちに書影を見せて展示されています。小ぢんまりと整いながら、情報量が多く、奥深い本の世界へ引き込まれそうな図書館だと思いました。

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