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東京大学教育学部附属中等教育学校からのレポートです。
本校は2024年7月24日(水)と26日(金)の2日間、学校図書館を公開しました。
本校は2019年から参加しており、図書館の公開は今年で3回目です。
本校の外観です。
図書館入口
スタンプラリー受付
美術の授業で制作した「立体モビール」や「ヒンメリ」が天井から展示され、賑やかな雰囲気です。
脱出ゲーム用紙↓
図書委員おすすめ本とPOP↓ 司書おすすめ本↓
毎月更新される「テーマ展示」は、パリオリンピック関連の特集です。本校の卒業生・牧野紘子選手が競泳代表として出場しました。
カウンター前には「校長先生コーナー」。今年度より東大附属の校長に就任された小国喜弘先生の著書を紹介しています。
「校長先生コーナー」の向かいは新着図書コーナーと読書コーナー。
こちらは「新聞記事切り抜きコーナー」。新聞記事の中で取り上げられている本を紹介しています。
「担当からのオススメ本!」は一年を通して生徒に人気のコーナーです。各クラスの図書委員が担任の先生からオススメ本を教えてもらい、POPを作りました。先生のコメントを活かしたPOPもあれば、図書委員のおすすめコメントつきPOPもあります。
小学生親子を中心に、2日間で115名の参加者(本校関係者を除く)で賑わいました。館内をあちこち巡りながら謎解きをする脱出ゲームの後は、読書コーナーの椅子に座って読書をしたり、オセロを楽しむなど、ゆっくり過ごされる参加者が多くいらっしゃいました。酷暑の中、ご参加頂きありがとうございました。 -
2024年8月21日(水)、小平駅から徒歩20分程のところにある錦城高等学校の図書館を
訪問しました。
錦城高等学校校門
図書館は正門入ってすぐの一号棟の一階にありました。
左手が図書館、右手が自習室となっています。
図書委員さんに館内を
案内してもらいました。
館内のいろいろなところに
図書委員さんたちが作成したPOPが
掲示されています。
館内の様子。
清潔で居心地の良い空間です。
カウンター周りには手書きの
お知らせやポスターがたくさんあり、
温かい雰囲気が素敵でした。
←スタンプラリー関連の展示もありました。
書架の様子。
サインがわかりやすく、
本を探しやすそうでした。
新紙幣の人物の特集コーナー
図書委員おすすめの本のコーナー。
どの本も面白そう!生徒たちの使いやすさのために工夫を凝らしていることが随所から伝わり、
生徒たちにとっても居心地のよい空間になっていることがうかがえました。
夏休み中にも関わらず、たくさんの生徒の皆さんが出入りしていたことが
とても印象的でした。また、どの書架をみても面白そうな本がそろっていて、
ついつい長居をしたくなる図書館でした。ゆっくりと見学することができました!ありがとうございました。
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第26回図書館総合展2024 2024年11月5日(火),6日(水),7日(木) パシフィコ横浜にて開催
図書館総合展2024にポスターセッションで参加し、活動を紹介しています。
「東京・学校図書館スタンプラリー【2024年版】」ポスターセッションページは→こちら←
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「東京・学校図書館スタンプラリー」実行委員会では、現役の作家と中高生が直接出会う場を設けることで、生徒たちが刺激を受け、未来の作家や読者に育ってほしいと願っています。作家講演会は2016年度にスタートし、9回目となりました。2024年10月6日(日)午後、都立立川国際中等学校・附属小学校ラーニングコモンズを会場として、小中高生対象の作家講演会を開催しました。参加者は小中高生を含め、合計59名の参加でした。
今回、講演会にお迎えしたのは青山美智子さんです( instagram / x )。青山さんは愛知県出身で横浜市在住。デビュー作『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞受賞。『お探し物は図書室まで』、『赤と青とエスキース』、『月の立つ林で』、『リカバリー・カバヒコ』で2021年から4年連続で本屋大賞にノミネートされています。事前質問に答える形で講演会は始まりました。青山さんが本に親しむきっかけや、母親が揃えてくれた文学全集には見向きもせず、父親の本棚にある本に興味を持ったことについてお話しされました。小説家になるきっかけは、氷室冴子さんの作品に出会い、自分も小説を書こうと思い、一冊のノートに書き切り、挿絵もつけて完成させたことだそうです。また、『木曜日はココアを』の表紙を田中達也さんにお願いするためにかなりねばって説得したお話も伺いました。自身の作品で好きな作品はすべてであり、全てがどこかで何かしら繋がっていることをお話しされました。タイトルの決め方については、小説の内容との関係性を大切にされており、すぐに決まる時はお話もすぐに始まるとのことです。また、中高生には「好き」(「居心地が良い」)を大事にしてほしいと伝えてくださいました。「好き」=「夢」ではなく、もっと気軽に考えてほしいとのことです。作家になって良かったことは、信頼できる人たちと一緒に本作りができることだとお話しされました。会場からの、「3年前くらいから作風の変化を感じている。何かきっかけなどあったのか」という質問には、自分の中ではそれぞれの区切りがあり、変化を感じたのは「挑戦」の時期だったとお話しされました。好きなこと、やりたいこと、やらなければいけないことがあり、なかなか本が読めないという高校生には「好きなことからやってもいい」と伝えられました。やらなければいけないことはきっとやるからですとのこと。青山さんから会場の皆さんへ、「購入した本の帯はどうしているか?」という質問がありました。青山さんはカバーも全て外して読み、本棚に収める時に元に戻すとのことです。会場の高校生の一人は外して別途保存し、本を処分するときは帯を記録として残すということで、帯を大事にしている様子に青山さんも担当編集者さんもびっくりされていました。講演会後のサイン会でも青山さんの温かく優しい人柄にみなさん感激されていました。今回、作家講演会のために貴重なお時間を提供していただきました青山美智子さんに深く感謝申し上げます。今後更なるご活躍を心よりお祈りいたしております。
ありがとうございました。
〈生徒の感想〉 抜粋 本が好きなんじゃなくて好きな本があるという言葉にしっくりきました。リカバリーカバヒコが好きです。
(小学5年生)青山さんのことは、お母さんに教えてもらい知りました。はじめて会ってみて、すごく親しみやすいと感じました。喋り方も優しくて、話していることも共感できるものが多かったです。
ありがとうございました。
(中学1年生)本日は楽しい時間をありがとうございました。本やタイトルの裏話がおもしろかったです! 「好き」にまっすぐという言葉が響きました。もう一度青山さんの本を全部読み返したくなりました。
青山さんのことずっと応援してます!!
(中学2年生)「好き」は別の「好き」を連れてくるという言葉に心を打たれた。周りの目を気にして好きなものを好きといえないこともあるけれど、そんな中でも自分の「好き」を大切にしたいと思った。
(高校1年生)本当に様々なお話を沢山沢山お聞きすることができて、とってもとっても楽しくてあっという間な時間でした。どの物語にも他の話の登場人物がちょっとずつ出ているというお話を聞いて、刊行された順番に全て読破したいと思いました!
(高校1年生)青山先生の経験から話されたことにたくさん共感できる事があって、講演会を見に来た青山ファンかつ本好きであろう人たちの輪の中に自分もいることが出来たというのもあって、今日来て良かったなと感じました。同じ様な経験をする、人と人との話の中で同じ様な出来事があったという話はささいな事じゃなかったとしてもあるけれど、それを自分がどう感じたのが、どうおとし入れるというのは、人それぞれで、そういう話を出来るというのはやはりすごいなと感じました。細かい事でも着眼点に出来る想像力が作家で凄いなといつも思うのです。
(高校1年生) -
第11回、東京・学校図書館スタンプラリーが終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
スタンプラリー参加者へお渡しした、ブックガイド小冊子「キミの推し本、見つかるはず。ー学校司書が選んだ小中高生におすすめの本」のPDFを、2025年3月末まで公開いたします。
みなさまの読書体験のお役に立てたら幸いです。
ブックガイド小冊子PDFは→こちら←
※直接リンクはせず、ダウンロードし印刷してお使いください。