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2024年8月23日(金)、小川駅から徒歩8分程のところにある明治学院中学校・ 東村山高等学校の図書館を訪問しました。
図書館は管理棟の3階に位置しています。図書館前にはたくさんの掲示物があり、
とても賑やかでたくさんの情報を手に入れられそうでした。各新聞社の一面比較
授業の成果物の掲示もありました。
どれも力作で思わず見入ってしまいます!
図書館入口。
可愛らしい扉で、館内の様子も見えます。入口の右手にはブラウジングコーナーが。
雑誌や新聞の他に、視聴覚資料や礼拝の中で紹介された本の展示などがありました。
奥の電子黒板では、図書委員会による本の紹介スライドが流れています。
奥に進むと、たくさんの本が展示されて
いました。まるで来館者をお出迎え
しているかのよう。
カウンター周りもとても賑やか。
先生方のおすすめ本のコーナー。
コーナーの右上にある
オレンジ色の表紙の冊子は
「図書館のしおり」。
毎年度初めに全校生徒に
配布しているそうです。
図書館の基本的な情報から、
資料検索のための知識や
レポートの書き方、
そして各教員による推薦図書まで
紹介されていて、非常に充実した
内容になっていました。
館内奥には新書専用のお部屋が!新書もとても充実していました。
特に高校3年生が卒業研究レポートを
作成する際に活用されることが
多いとのことでした。図書委員会作成の掲示物がたくさんあり、普段から活発に活動していることがうかがえました。 館内のいろいろなところに椅子が置いてあり、ゆっくりと読書ができそうな環境になっていました。
系列大学の各学部の先生方の
推薦図書のコーナーもありました。
高大連携が進んでいることを実感します。たくさんの展示コーナーがありました!
館内のどこをみてもたくさんの情報が詰まっていて、司書の先生方の細かな工夫や
気遣いを感じられる素晴らしい空間でした。学習のサポートもしっかりと図書館が
担っていることがうかがえ、この環境で学校生活を送れる生徒さんが羨ましくなりました!あれもこれも、と見ているうちにあっという間に時間が過ぎてしまい、
あまりに楽しくてつい長居をしてしまいました。ゆっくりと見学させていただきました!ありがとうございました。
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東京学芸大学附属世田谷中学校からのレポートです。
2024年8月20日は、東京・学校図書館スタンプラリー2024に参加する附属世田谷中学校の初日。
午前は10時から12時、午後は13時から16時までの公開でした。
13時からは、附属世田谷小学校の音楽教諭 齊藤豊さんと、学校司書の吉岡裕子さんに、
「音楽ブックトーク」の実演をお願いしました。
この日のテーマは「戦争と音楽」。
第一次世界大戦から、第二次世界大戦までの流れのなかで紹介される楽曲や、書籍、映画など、どれも興味深いものばかり。
音楽ブックトークの最終章は、「音楽は何ができるのか?」。
絵本『Oじいさんのチェロ』、爆撃を受けたウクライナの街でチェロ奏者が奏でる「無伴奏チェロ組曲5番」。
そしてバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」を演奏するパブロ・カザルス。
充実した1時間15分でした。
この日紹介した一覧はこちらです↓
音楽ブックトーク「戦争と音楽」PDF
この日のお客様は、25名ほど。
齊藤先生に小学校1年生に担任してもらったという現在中2の本校の生徒も参加。
音楽ブックトークは、初めて聴く人が多かったのですが、自身のブックトークのアイデアが広がったという感想や、
社会科の先生や音楽の先生とコラボしてみたいという感想もいただきました。
来年もぜひ聞きたいという声があがったので、次は会場に楽器を持ち込んでの「音楽ブックトーク」、第二弾をぜひお願いしたいと思っています。 -
2024年8月22日午後に、和光中学校高等学校を訪問しました。
蔵書が豊富なのは一目瞭然なのですが、それらの選書はすべて司書教諭のお二人が実際に毎週書店に足を運んで選書されていると聞いて、驚きました。
さて、入口前の毎月のテーマ展示コーナーは「〇〇をさがせ!」。展示している本にはある共通点がありますが、1冊だけ仲間外れが・・・というもの。本の表紙とタイトルに注目するユニークな展示でした!
「書名しりとり 最初は ”む”」は、8冊の本のタイトルでしりとりをしていく、という展示。5分間くらい考えこんで、やっと解けました(笑)
随所にユニークな仕掛けが散りばめられている素敵な学校図書館でした。たくさんお話も聞かせていただき、ありがとうございました。
****************************** 開催校より ******************************
2024年8月22日(木)、図書館を公開しました。図書館の入り口です。
授業が行われるひろーい机!
個人机の上には辞書がたくさん。奥の方には資料がぎっしり。
図書館前のベランダでは稲の花が。
遠くの方で雷がなっていたり、突然の雨が降り出したりするなか、ご来校いただいたみなさま、ありがとうございました。 -
2024年8月22日の午後に、都立南多摩中等教育学校の学校図書館を訪問しました。
図書館の入り口に辿り着く前から、通路の各所に図書館の情報が溢れ出ています。
入ってすぐのベストポジションに、説明の生徒さんも参加して作った「夏に読みたい本by図書委員」の展示コーナーがあります。
コーナーの本をチョイスした図書委員の生徒さんがひとりひとり、来訪者一組一組ごとに付いて案内してくれました。
図書館内を案内するあいだに、自分や友だちが、日頃どのように図書館を使っているか、どのコーナーのどんな資料をどう活用しているのかを添えて説明してくれたので、館内をひとまわりしながら日常の様子が眼に浮かぶようでした。
写真は案内してくれた図書委員さん愛用の雑誌の棚と、小説の棚。
スタンプラリーで他校から訪れている小学生や中学生、在校生らを含む30人ほどが参加しました。
ブックトークのテーマはそろぞれ「時間」と「数」というシンプルなもの。
お二人はそれぞれの個性を反映し、楽しげな絵本から、クイズのような興味惹かれる新たな知識を教えてくれる本、ゆっくり深く考える物語まで、幅広い本についてユーモアをまじえたブックトークを披露してくださいました。
カウンター脇の一角は、コミックを読んだり、ちょっとしたゲームができます。
生徒さんのおススメは、落書きノート。文章だけでなくイラストを描くのも楽しいとか。
↓すぐ脇には検索コーナーがあり、窓側には3Dプリンターが設置されているfabスペースも用意されていました。
読みやすいリーディングトラッカーの色は? のシール投票が行われていました。
↓入口から離れた奥の方には、一人で使えるキャレルディスクが数席あり、机上にはどこも辞書が完備されていました。
↓郷土や学校の資料のコーナーがあり
おためし読書や、100冊プロジェクトのブックトラックも複数おかれています。
↓また、オンラインでアクセスできる資料のQRコードも各所に。
限られたスペースの中で、図書館機能をフルに発揮できるようゾーニングされ、資料も情報もにぎやかにぎゅぎゅぎゅっと凝縮して盛り込まれた学校図書館の空間に影響されてか、スタンプラリー参加された方たちもあちらでもこちらでもそちらでも、そこかしこでおしゃべりが弾んでる姿が印象的でした。
(おまけ)
書架の棚上に置かれた「タイトル川柳」の作品群たち。
ゲラゲラ笑いながら作った様子が目に浮かびます! -
2024年8月22日の午前中に東京純心女子中学校・高等学校の学校図書館を訪問しました。
中高の図書館が、中学校と高等学校それぞれに分かれた図書館は、珍しい。
3階に中学校図書館、2階に高等学校図書館があります。
中学図書館に入ると、はずむようなかわいらしさ、楽しさに迎えられます。
一見した蔵書の豊富さに、冊数を訊くと中学生徒数100名程度に対し3万冊ということ。
なんと豊かな資料数でしょう。
それを分かりやすく、探しやすくする工夫がそこここになされています。
館内を見渡すと、いずれのサインも大きく見やすく掲げられていて、どこに何があり、どこへ探しに行けばいいのか一目瞭然です。↓
↑また、たとえば、利用度の低い本を寄せて置く工夫も。
「MakerSpace」は、手を動かして作業できる空間、くつろぎの空間になっています。
リラックススペースには、カーペットが敷かれています。
中学と高校と、図書館は分かれていますが、生徒はどちらも利用することができます。
2階に降りると高校図書館があります。
中学とはまたひと味違う、静謐であたたかな雰囲気の図書館です。
入口を入って右手側には新着本のコーナー
左側には新聞や検索コーナー
そしてカウンターがあります
中学図書館同様、どこにどんな本があるか書架サインが遠くからも一見してわかります。
カウンターの前を過ぎると、圧巻の新書コーナーがありました。
壁側だけではなく内側に置かれた書架も新書専用です。
書架の側面や壁には、新聞や雑誌、広報物などを活かしたミニポスターが、書架の側面や壁など、そこここに貼られていました。
テーマが、ジェンダーや多岐に渡り、それらを眺めていると、自ずと探究学習のテーマ探しや自身の関心にひきつけて記事を見てみる「眼」が養われそうでした。
さらに情報カードのアイテムが設置されていたり、
探究のプロセスが掲示されていたり。
窓辺の席は、勉強をするにも読書するにも空想にふけるにも良い落ち着いた風情がステキで、当日も数名の生徒さんが利用されていました。
こちらもゆったりと寛いで、面白そうな本や雑誌を眺めることができる空間でした。
中学、高校を分けた図書館は、蔵書構築から空間構成もそれぞれに特化して作り込まれており、さらに豊富な蔵書数とスペースのゆとりが際立った図書館でした。2館を見るには短い時間の滞在にも関わらず、豊かな時間を過ごすことができました。